こどもの杜(もり)は、小さな小さな杜(もり)。
いつも、鳥や動物、草や木が音楽を奏で、
暖かくて、良い香りが漂う、幸せの杜(もり)です。
その杜(もり)の中心に、1本の妖精の木があります。
杜(もり)の妖精の名前は「ニョロ」。可愛い妖精です。
「ニョロ」は、妖精の木から生まれます。
1年に1度、実がなり、杜(もり)からたくさんの愛情をもらい
少しずつ成長をします。
妖精の実を「ニョロロ」と言います。
その「ニョロロ」を、風や雨、外から来る悪い鳥や、虫たち。
杜(もり)の仲間たちが力を合わせ守っているのです。
やがて「ニョロロ」の実から、プチンっという音と共に
「ニョロリ」が誕生します。
ちっちゃな、ちっちゃな「ニョロリ」は、杜(もり)の仲間たちと一緒に
歌ったり、踊ったり、ご飯を食べたり、一緒に寝たり・・・
時には、泣いたり、ケンカしたり・・・
そうして成長し「ニョロ」になります。
「ニョロ」は、こどもの杜(もり)を守るのだけでなく、
こどもの杜(もり)を飛び出して、いろんな所で、お友達を作り、
強い心と優しい心でみんなを助けるのがお仕事です。
「ニョロ」がいるところは、いつも笑い声が聞こえる
新たな暖かいこどもの杜(もり)が、また生まれるのです。
つづく・・・
作者:まるまるこ(o^^o)